はち

6+1人と日々の雑記

赤い殻がなくなった、その先

いろいろと書きたいことはあるんだけど、あまりの供給の多さに下書きばっかり増えていく今日この頃。供給に比べて圧倒的に時間が足りない。

 

今回は最近の関ジャムで思うことについて。

最近、丸山さんと大倉さんがボーカルでセッションすることが増えたなあと思う。ゲストからのリクエストなのか、番組の制作陣に変化があったのかはわからないけど。

ただ思うのは、渋谷さんが脱退していなかったら二人がここまでボーカルセッションをすることはなかっただろうということ。それだけ関ジャニ∞のボーカリスト渋谷すばるは圧倒的で絶対的な存在だったと個人的には思う。歌番組でしか関ジャニ∞を見ないお茶の間にあっては尚更そうだろう。関ジャニ∞の歌=渋谷すばるの声と言っても過言ではないくらいに。

だからなのか、セッション後のツイッターでは丸山さんと大倉さんの歌声に驚くツイートをちらほら見かけた。そういえば、大倉さんだっただろうか、Mステで「ここに」を初披露したあと「関ジャニ∞って歌えるんだね」と言われた、というような旨の発言をしていた(どこで言ってたかは忘れましたすみません)。ファンにとっては当たり前の歌声でも、悲しいことに世間にとってはそうではなかったということだ。

しかしこれはまたとないチャンスである。世間にとっての新しい面を見せることができて、しかもそれが好感触ならば、興味を持ってもらえる機会がまだまだあるということだ。興味を持ってもらえればこっちのもんである。

 

歌番組が世間へ存在をアピールする場であるのは間違いない。その5分弱で印象を残そうと思ったら、やっぱり最強装備である必要がある。今までの関ジャニ∞ではそれが関西のおっちゃんたちのがむしゃらさであり、渋谷すばるの声だったのだろう。

その声がなくなって、関ジャニ∞は新しい姿を見せている。

渋谷さんの脱退は本当に寂しいのだけど、こういう変化の仕方もあるのなら決して悪いことばかりではないと思える。もちろんそこには彼ら自身の、おそらくとんでもない量の努力があるのだろうけど。

 

ただ、その変化のきっかけが渋谷さんの脱退というのは皮肉というか、やっぱり切ないなあと思ってしまう。それだけ渋谷さんの存在感はすごかったのだろう。

渋谷すばる、やっぱりあなたは最高だ。

そこに立っていたあなたは誰だ

味園ユニバースを観た。

渋谷すばるが歌っている姿を見たい、ただそれだけで借りて観た。

結論から言うと、観なければよかったと思ってしまった。

 

渋谷さんの歌は本当によかった。文句なしでよかった。

最初に歌うシーン、鳥肌が立って自然と涙が出てきた。直立で肩もきゅっと竦めてる感じなのに、あんな声が出せるの本当にすごい。

そして最後のライブシーン。あそこで歌っていたのはポチ男なのか、大森茂雄なのかわからなかった。それまでの誰でもないように感じた。もしかしたらあれが、「歌が好きな大森茂雄」の本当だったのかもしれないけど。

その歌の途中で、ふと漏らした笑み。

渋谷すばるだ、と思った。

そう思ってしまってから尚更、あそこで歌っているのが誰だかわからなくなった。ポチ男?茂雄?すばる?あなた誰?

同時にちょっと苦しくなった。

渋谷すばるの姿をした人が歌っている、その後ろに関ジャニ∞がいない。

関ジャニ∞じゃない演奏に合わせて渋谷すばるが歌っている。

わたしが観ているのは映画だから当然なんだけども、これから先、映画じゃない現実でそうなる。今までもバックバンドの曲はあったけれども、それでも周りにはメンバーがいた。これからはそれもない。映画で観た景色が当たり前になる。

 

ああ、嫌だなあ。

 

って思ってしまった。

この映画を観るまでは、渋谷さんの再始動が楽しみだった。もちろん寂しさはあったけど、どんな音楽を魅せてくれるんだろうってわくわくしていた。

今では不安しかない。わくわくできるだろうか。直視できるだろうか。

応援、できるだろうか。

正直そのときになってみないとわからないけど、でも応援したいなとは思う。気持ちと感情がぐっちゃぐちゃになってそうだけど。

ああ、味園ユニバース、観なきゃよかった。

 

渋谷さんの声ってすごい威力がある。

正直言うと、声も歌い方も最初は苦手だった。なんていうか、クセが強すぎて。

でもいつのまにか、あの突き抜けるような、掴みかかってくるような声が大好きになっていた。胸ぐら掴んでくる感じがたまらない。大きな口開けて全力で歌っているところが最高にかっこいい。個人的に渋谷さんが歌う母音の あ が好き。力強いときもあれば、吐息交じりにセクシーに抜けていくときもある あ が、すごく好き。

ああ、いろいろ複雑だけど、でもやっぱり渋谷すばるの声が、歌が聴きたい。

その大好きな声で胸ぐら掴んでぶん殴ってほしい。後ろに誰がいようが関係ないって、歌で、音楽で、魅せつけてほしい。

なんだかんだ言っても、やっぱり渋谷すばるの音楽が大好きだ。それを再認識できたのは、映画を観てよかったことかもしれない。

 

最後にストーリーの感想を少し。

ストーリーはちょっともったいない。特に最後の方のご都合主義がすごくて、置いてけぼりをくらった感じがする。記憶を取り戻すまでが丁寧だったから、余計にもったいなく思ってしまった。大森茂雄が歌をやめたこととか、お金盗んだこととかもうちょっと肉付けがほしかった。記憶を失っても歌うことは覚えてたくらいだから相当の思い入れがあるんだと思うし、その辺りの掘り下げがもう少しあったら最後のライブシーンの味わいがまた変わったかもしれない。

象の牙が刺さった

関ジャニズムを聴いてツボに入ったのは三十路少年というのは以前書いた。

もうひとつ、わたしが関ジャニ∞の沼に落ちる一因となった曲がある。

 

それが、象。

 

「案外どんな夢も叶えられるよ」

「案外どんな場所にだって行けるよ」

「その足で踏み出せ! 世界は変わる!」

「10年後またここで会おうよ

    そんときは今よりずっと笑っていよう」

 

この歌詞を聴いたとき、心臓が震えた。

比喩でもなんでもなく、心臓って震えるんだなって思った。

もしかしたら、震えたのはいわゆる心だったのかもしれないけど。

 

非常に個人的な話になるが、わたしは今転職に向けて動いている。

同業他社ではなく、職種も変えようとしている。

いろんな人に「は?(何言ってんの?)」と言われるレベルの転職。

自分で決めたことだけど、やっぱり不安はある。

今の仕事が食いっぱぐれないと言われている仕事で、それを手放す漠然とした不安。

しかもかなり狭くて特殊な業界だから、そうではないところに出てやっていけるのか。

果たして生活していけるのか。

転職の準備をしつつも内心はブレブレだった。

 

そんなときに聴いた象。

背中を押された気がした。

「案外」という言葉で気持ちが楽になった。

ああ、そんなに気張らなくてもいいのかな

って思えた。

足はすでに(やや見切り発車的に)踏み出していたから、そのまま進んでいく勇気をもらった。

ブレブレだった気持ちがすっきりした。

いやここに「案外」って入れるセンスすごいわ…。

 

そして本当におこがましいんだけども、ジャニーズ事務所から離れる渋谷さんと転職する自分を重ねてしまった。

退所は寂しいけど、やりたいと思ったら止められないよなあ。

自分の気持ちに嘘はつけないよなあ。

なんて感情移入していた。

おこがましいにも程がある。

本当にごめんなさい。申し訳ありません。

 

関ジャニ∞の曲って励ましてくれたり応援してくれるものが多いから、どれも6人から渋谷さんへの餞のように思えてもどかしいというか切ない気持ちになったりもするけど、10年後でも何年後でも、また7人が笑ってわちゃわちゃできたらいいなあ。

そんな日が来るのをとても楽しみにしている。

映像で語る

GR8ESTのMV集を見た。

と言っても本棚を組み立てながらだったから、ほぼ流してただけのようなものだけど。

またちゃんと見よう。

 

そんな中、手を止めて見てしまったひとつが涙の答え。

 

どこで見たかは忘れたけど、泣けるっていうから作業の手を止めて見た。

結果、大号泣。

写真のシーンで大倉さんだけが座ってたときは、あー足悪くしちゃったのかなーって思ってたんだけど、野球のシーンで理解して涙が溢れた。

そこからは映像ばっか追ってて、正直あまり歌聴いてなかった。

大倉さんだけ誰とも会話してないし、思い返してみれば写真館でもそうだった。決定打は防犯カメラの映像だけど、それまでの過程でちゃんと表現されてる。

これが演出ってことなんだなあと今更ながら思った。

台詞なしでここまで表現できるのかとも思うし、むしろこのMVは台詞がないからこそこの演出が生きるんだろうなとも思う。

大倉さんの穏やかで、でも遠くを見るような表情がまたいいんだよなあ。あ、思い出したらまた泣けてきた。

次のタコマイで笑顔で踊ってる大倉さん見て、あああよかったねえええ!ってめっちゃうれしくなった。いやいるのは当たり前なんだけど。なんだろうね。すごいね。

 

わたしの勝手なイメージだけど、彼らなら現実でもこういうことやりそうだなって思った。命日には集まって飲んでそう。

 

あとは安田さんのビジュアルがどれも最高で拝みたくなった。

パーマや刈り上げもいいんだけど、個人的にNOROSHIやロマネスクのときの髪型が色問わず好き。重ため前髪最高。だから今の大倉さんの髪型最高。

応答セヨのお衣装も最高。あれは巻きスカートなのかな?中の黒いのがスカートなのかパンツなのかよくわからなくてガン見したけどよくわからなかった。でも最高。あの茶色かわいい。

 

超個人的に地味にうれしいのがリリース日の印字。

わたしの誕生日。

ベイビーちゃんと一緒。ふふふ。

 

0922の引力

 

渋谷さんの誕生日、そしてジャニーズ事務所入所日

関ジャニ∞全国デビュー日

初の海外公演

安田さん舞台情報解禁

 

なんでみんな9月22日なの?

漫画だったら設定盛りすぎなやつだよ。

1年は365日もあるのに、どうして9月22日に集中するんだろうか。

ただただ単純に不思議。

これもひとつの縁なのかなあ。

 

安田さんの舞台観に行きたい。

音楽劇ってどんな感じなんだろう。

そもそも舞台自体を観に行ったことがないから、全然想像つかない。

チケット取れるといいなあ!神様お願い!

舞台の頃には骨折はもう大丈夫ってことだよね。

また立ちくらみが起きないよう祈っておこう。

 

来週の関ジャム、セッションに安田さんいるみたいだし、それも楽しみ。

こんなきっかけなら欲しくなかった

 

まさかこの歳になってジャニーズにはまるなんて思ってもみなかった。

 

渋谷すばるの脱退。

皮肉なことに、これがわたしが関ジャニ∞にはまったきっかけ。

 

もともと音楽番組として関ジャムが好きで、当時のわたしにとって関ジャニ∞は、

「関ジャムに出てるジャニーズ」

ただそれだけ。

 

だからメンバーも全然知らなかった。

村上→夜ふかしの人

横山→村上と一緒にヒルナンデスの人

錦戸→ドラマとか出てる人

渋谷→すばるくんって人

大倉→たっちょんって人

というくらいの認識。

丸山安田に至っては名前もわからなかった。

 

ちなみにこの時点でたっちょんというあだ名を知ってた理由は、バイトの先輩がeighterだったから。

でも顔はあんまりわかってなかった。

 

だから渋谷さんの脱退が発表されたときは、

「あーこれから大変だろうなー」

としか思わなかった。

 

そして迎えた渋谷さん最後の関ジャム。

いつも通り、「関ジャム見よー」という気持ちで見始めた。

 

最初から最後まで泣いてるわたしがいた。

 

メンバーみんなが、それぞれが思う渋谷さんのセッションについて語っていて、なんだか無性に苦しく切なくなった。

そしてLIFEで錦戸さんが詰まったところで大号泣。

その分村上さんが声張ったの見て、なんかもううわーってなって声あげて泣いた。

 

そんで気づいた。

わたし、関ジャニ∞のことめっちゃ好きになってんじゃん!

 

あーくそー今更かよー

と思いつつ、渋谷さんの歌声をもっと聴きたくなって、iPodに唯一入ってた関ジャニズムを聴いた。

オモイダマ目当てで借りて、それしか聴いてなかったから、そのとき初めて他の曲を聴いた。

 

三十路少年がツボに入った。

 

あのジャニーズのアイドルが、

おっさんになってもうた!

って歌ってるー!

 

いやもうまじで衝撃的。

関西だからお笑い枠なの?

と思いつつ、MVないのかなーと某動画サイトで検索してみた。

 

結果、MVはなかったけどクロニクルやらジャニ勉やら出てくる出てくる。

文字通り腹が捩れるくらい笑った。

笑いすぎて涙出てくるくらい笑った。

この人たちはジャニーズの皮を被った芸人なの?

 

そして三十路少年の映像を諦めきれなかったわたしは、ライブDVDでいろんな三十路少年が見れることを知った。

買った。

そこで初めて、歌って踊ってる関ジャニ∞を見た。

 

えっこの人たちジャニーズじゃん!?

やべーかっこいい!ギャップ!!!

 

沼に落ちた。

 

それからはもうDVDを買い、雑誌を買い、テレビをチェックし、ファンクラブに入り、沼は深まるばかり。

どれも一気にやりすぎてまだ消化しきれてない。

 

でもね。

わたしが7人の関ジャニ∞を生で見ることはできない。

7人でわちゃわちゃしてる映像を見る度、おもしろくて楽しいんだけど、どこか遣る瀬無さを感じる。

 

あーーなんで今ハマっちゃったかなーーー

先輩に勧められたときにハマっておけばよかったーー

なんて後悔先に立たず。

 

でも当時だったら、どんな映像を見てもきっとここまでハマらなかったとも思う。

渋谷さんの脱退があって、たまたまiPodに入ってた関ジャニズムを聴いて、三十路少年がツボって、象が刺さって、だからこその今なんだろうと思う。

 

こんなきっかけなら欲しくなかったというのは間違いなく本音。

でもハマってしまった今、間違いなく毎日が楽しい。

 

関ジャニ∞を好きになってよかった。